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着色だけじゃない!コーヒーや紅茶の飲みすぎが歯に与える影響とは?

こんにちは!
西尾セントラル歯科です(^o^)


コーヒーや紅茶は、私たちの生活に欠かせない飲み物です。仕事や家事の合間のリフレッシュタイムに、つい何杯も飲んでしまうという方も多いのではないでしょうか?
しかし、これらの飲み物を「飲みすぎること」で、歯にさまざまな悪影響があることをご存知でしょうか。

今回は、コーヒー・紅茶と歯の関係について詳しくお話しします。



1.着色汚れ(ステイン)の原因に
コーヒーや紅茶には「ポリフェノール」や「タンニン」と呼ばれる成分が含まれています。これらの成分は歯の表面にあるエナメル質に付着しやすく、時間の経過とともに茶色や黄ばみのような着色汚れとなって目立ってきます。
毎日習慣的に飲んでいる方、間食代わりに頻繁に飲んでいる方、また歯磨きの頻度や磨き方に不安がある方は、着色が蓄積しやすくなります。
実際、「以前よりも歯の色がくすんで見える」「歯の表面がなんとなくザラザラする」といったお悩みで来院される方の多くが、コーヒーや紅茶を日常的に飲まれているケースが多いのです。


2.酸によるエナメル質の弱体化
コーヒーや紅茶はpH5〜6程度の弱酸性の飲み物です。
長時間にわたって酸性のものが口の中にある状態が続くと、歯の表面のエナメル質がわずかに溶け出す「酸蝕症(さんしょくしょう)」という状態を引き起こすリスクがあります。
酸蝕症になるとエナメル質が薄くなり歯がしみやすくなったり、見た目の透明感が失われたりします。さらに進行すると象牙質がむき出しになり、虫歯に近い状態になることもあります。
とくにコーヒーや紅茶を「ちびちび」飲み続けている方や、寝る前に飲む習慣がある方は注意が必要です。
口の中の唾液による中和作用が追いつかず、酸が長時間とどまってしまうため、エナメル質へのダメージが蓄積されやすくなります。


3.虫歯リスクも上昇
ブラックコーヒーや無糖の紅茶であればまだ影響は少ないのですが、砂糖やミルクを加えて飲んでいる場合は虫歯リスクも上がります。糖分が口の中に残ることで、虫歯の原因菌が酸を産生し歯を溶かしてしまうのです。
ミルクティーやカフェラテなどは、飲み口がまろやかで飲む量も増えやすく、知らず知らずのうちに歯に負担をかけているケースも少なくありません。


◎影響を軽減するためにできること

コーヒーや紅茶を完全にやめる必要はありませんが、以下のような工夫で歯への悪影響を軽減することができます。

  • 飲んだ後は水やお茶で口をゆすぐ
  • ストローを使って飲む(アイスの場合)ことで歯への接触を減らす
  • ダラダラ飲みを避け、時間を決めて一気に飲む習慣にする
  • 毎日の歯磨きに加えて、定期的に歯科医院でクリーニングや着色除去を受ける
  • 気になる方はホワイトニングの相談もおすすめです


コーヒーや紅茶は日常生活に癒しを与えてくれる大切な存在ですが、飲みすぎることで歯に着色やダメージを与えてしまうこともあるため、「飲み方」や「ケア方法」を見直すことが大切です
「最近歯が黄ばんできた気がする」「表面がザラザラする」と感じたら、それはサインかもしれません。
当院では着色除去やホワイトニングのご相談も承っておりますので、お気軽にお声がけください(*^-^*)