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歯並びは親からの“遺伝”?それとも生活習慣?

こんにちは!
西尾セントラル歯科です(^o^)




歯並びって遺伝するの?よくある疑問にお答えします

「子どもの歯並び、親の私に似たのかな…」
「歯並びが悪いのは、生まれつきだから仕方ないのかな?」
患者様から、こうしたご相談を受けることがよくあります。たしかに、歯並びには“遺伝”の影響もありますが、実はそれだけではありません。
生活習慣やお口の使い方、日頃のケアによっても、歯並びは大きく変わるのです!

今回は、歯並びと遺伝の関係、そして私たちができるケアのポイントについてお話しします。


遺伝が影響する歯並びの要素
歯並びに関しては、以下のような要素に「遺伝」が関わるとされています。

  • 顎の大きさ・形:親の骨格に似るため、顎が小さいと歯が並ぶスペースが足りず、ガタガタになりやすくなります。
  • 歯のサイズや本数:大きな歯と小さな顎の組み合わせは、歯並びが乱れる原因になります。
  • かみ合わせの傾向:出っ歯や受け口などの傾向も、ある程度は家族間で見られることがあります。

とはいえ、「親が出っ歯だから、子どもも必ずそうなる」と決まっているわけではありません。遺伝的な特徴は“傾向”に過ぎず、環境次第で大きく変わることも多いのです。


歯並びに影響する生活習慣や癖
以下のような日常の習慣も、歯並びの形成に大きく関係しています。

  • 指しゃぶりや舌で歯を押す癖
    長期間続くと、歯を前に押し出してしまう力が働きます。
  • 口呼吸
    鼻ではなく口で呼吸することで、舌の位置が下がり、歯や顎の発達に悪影響を及ぼすことがあります。
  • やわらかいもの中心の食生活
    現代の食生活は柔らかい食品が多く、噛む力が十分育たないまま成長すると、顎の発達が遅れて歯並びに影響することがあります。
  • 乳歯の早期喪失
    虫歯などで乳歯を早く失うと、永久歯の正しい位置への誘導がうまくいかず、歯並びが乱れる原因に。

歯並びのために、今日からできること

当院では矯正治療は行っておりませんが、歯並びの土台づくりとなる“口の中の環境づくり”や“習慣の見直し”をとても大切に考えています。

以下のようなポイントに気をつけてみてください。

  • 小児歯科での定期チェック(かみ合わせや癖の確認も含めて)
  • 指しゃぶりや舌癖に早めに気づき、やさしくサポート
  • 鼻呼吸を意識する習慣づけ
  • 噛む回数を増やすよう、食事に工夫を
  • 虫歯予防の徹底(乳歯を長く健康に保つことが大切)

お子様の成長の中で「これって歯並びに影響あるの?」と気になることがあれば、どんなことでもご相談ください。歯の専門家として、できる限りのアドバイスをさせていただきます。

 

まとめ
歯並びは、確かに遺伝の影響も受けます。でも、それ以上に日々のケアや生活習慣が大きな鍵を握っているのです。
ご家族みんなで「噛む・話す・呼吸する」など、日常の口の使い方を少し意識するだけでも、お子様の将来の歯並びは変わってきます。
矯正治療を受けなくてもできることはたくさんあります。
まずは「歯並びの土台を整える」ことを意識して、健康な成長をサポートしていきましょう(*^-^*)