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口臭は時間帯で変わる?一日の中で強くなるタイミングと対策法

こんにちは!
西尾セントラル歯科です(^o^)


皆さんは、一日の中で「口臭が気になる…」と思う瞬間はありませんか?実は口臭は常に同じ強さではなく、時間帯や生活習慣によって変化します。
その原因を知り正しくケアすることで、人と会う大切な場面でも安心して過ごせるようになります。



今回は口臭が強まりやすいタイミングとその対策についてご紹介します。


起床時の口臭(モーニングブレス)
一日の中で最も口臭が強くなりやすいのは朝起きた直後です。寝ている間は唾液の分泌量が減少し口の中が乾燥状態になります。
唾液には細菌を洗い流す働きがありますが、その作用が弱まることで細菌が増殖し口臭の原因となる物質(メチルメルカプタンなど)が多く作られてしまうのです。
起床時に「口の中がネバつく」「不快な臭いがする」と感じるのはこのためで、この現象を「モーニングブレス」と呼びます。

◎対策
としては、朝起きたらすぐに水でうがいや歯磨きを行い、さらに朝食を摂ることで唾液の分泌を促すのがおすすめです。


空腹時の口臭(ハンガーブレス)
もう一つの代表的な口臭が「ハンガーブレス」です。昼食前や夕食前などお腹がすいたときに強くなるのが特徴で、これは唾液分泌の低下と関係しています。口の中が乾燥すると細菌が増えやすくなり臭いが強まるのです。

◎対策としては、こまめな水分補給やキシリトール入りのガムを噛むことが効果的です。唾液の分泌を促すことで、口臭を抑えることができます。 


食後の口臭
食後の口臭は食べたものに由来するケースが多いです。特にニンニクや玉ねぎ、アルコールなどは一時的に強い臭いを生じます。これらは消化吸収された後に血液を通じて肺に運ばれ呼気として排出されるため、口を清潔にしても体内から出てくる場合があります。

◎対策としては、歯磨きやマウスウォッシュで口内を清潔に保つことはもちろん、食後に水をしっかり飲むことも有効です。


緊張やストレスによる口臭
意外に見落としがちなのが、緊張やストレスによる口臭です。人前で話す直前など口の中が急に乾く経験をされた方も多いのではないでしょうか。これは交感神経が優位になることで唾液分泌が減少し、口臭が強まりやすい状態になっているためです。

対策としては、深呼吸をしてリラックスする、水をひと口含むなどの簡単な方法が役立ちます。



このように、口臭は「時間帯」や「体の状態」によって変動します。毎日の丁寧な歯磨きに加え、水分補給や食生活の工夫をすることで口臭のピークをやわらげることが可能です。
しかし、慢性的に強い口臭が続く場合には歯周病や虫歯、全身の病気が隠れている可能性もあります。気になる口臭があるときは、自己判断せずに歯科医院での相談をおすすめします。

当院でも、口臭の適切なケア方法のご提案を行っています。気になる方はお気軽にご相談ください(*^-^*)