こんにちは!
西尾セントラル歯科です(^o^)
秋が深まり、朝晩の冷え込みを感じる季節になりました。
この時期になるとインフルエンザや風邪が流行しやすくなります。特に学校や習いごとなど、人と接する機会の多いお子さまをお持ちのご家庭では感染症対策が気になる季節ですよね。
マスクや手洗い、うがいといった基本的な予防はもちろん大切ですが、実は「お口のケア」もインフルエンザ予防に役立つことをご存じでしょうか?
■口の中の細菌がウイルス感染を助けてしまう?
お口の中には、常に数百種類・数千億個もの細菌が存在しています。
その中には「プロテアーゼ」という酵素を出すものがあり、この酵素がインフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくしてしまうことが知られています。
つまり、歯磨きを怠って口の中が不潔な状態になると、細菌が増え結果的にウイルスが体内に入りやすくなるということです。
反対に、口腔内を清潔に保つことでプロテアーゼの量を減らし、感染リスクを下げることが期待できます。
近年では、歯科医院や大学の研究でも「定期的な口腔清掃を行うことでインフルエンザ発症率が低下した」という報告もあり、口の清潔が感染症対策として注目されています。
■毎日のケアで意識したいポイント
◎夜は特に丁寧に磨く
寝ている間は唾液の分泌が減るため、細菌が繁殖しやすい状態になります。
そのため、寝る前の歯磨きは特に丁寧に行うことが大切です。
歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使って細かい汚れも落としましょう。
◎朝は「起きてすぐ」の歯磨きが効果的
起床時のお口の中は、一晩のうちに増えた細菌でいっぱいです。
うがいや歯磨きをしないまま朝食をとると、その細菌を体の中に取り込んでしまうことに。
朝食前の歯磨きを習慣づけることで、感染リスクを減らすことができます。
◎舌のケアも忘れずに
細菌は歯だけでなく、舌の表面にも多く付着しています。
舌専用のブラシやクリーナーを使い、奥から手前へ軽く数回こすりましょう。
強く磨きすぎると粘膜を傷つけるため、やさしく行うことがポイントです。
■まとめ
お口を清潔に保つことは、虫歯や歯周病の予防だけでなく、体全体の健康を守ることにもつながります。
毎日の歯みがきが、実はインフルエンザや風邪からご家族を守る大切な「免疫習慣」なのです。
もしお子さまの歯磨き習慣に不安がある方や、仕上げ磨きの方法が分からないという方は、ぜひ一度歯科医院でご相談ください。
プロの視点から、お口の状態や年齢に合わせたケア方法をアドバイスいたします。