こんにちは!
西尾セントラル歯科です(^o^)
子どもと一緒に冷たいジュースを飲んだり、家族でアイスを食べたりする…
そんな何気ない日常の中で、「なんだか今日は歯がしみる気がする」「子どもが“いたっ”と言って飲むのをためらっている」という場面はありませんか?
大人だけでなく、子どもでも冷たいものを口にしたときに“キーン”としたり、思わず「いたっ」と言ってしまうことがあります。
歯がしみる原因はひとつではなく、ちょっとした磨き方のクセや、日々の飲み物、虫歯の始まりなのかもしれないなど、家族みんなの生活の中に隠れていることも。
今回は、そんな“しみる”症状について、家族で知っておきたい原因と自宅でできるセルフケア、そして歯科医院でのメンテナンスの大切さをお話しします。

■ 歯がしみるのはどうして?代表的な原因
① 知覚過敏(大人にも子どもにも起こる症状)
歯の表面には“エナメル質”という硬い層がありますが、これが薄くなったりひびが入ったりすると、その下の象牙質が露出。そこに冷たい刺激が伝わりやすくなることで「しみる」症状が起こります。大人はもちろん、子どもも歯磨きの癖や食生活によってエナメル質が弱くなることがあります。
② 歯の磨きすぎ
「しっかり磨かなきゃ!」と力を入れすぎると、逆に歯や歯茎を傷つけてしまいます。歯茎が下がると象牙質が露出してしまい知覚過敏につながります。
※ 子どもの仕上げ磨きも力の入れすぎに注意が必要です!
③ 虫歯の初期症状
初期の虫歯では「痛み」ではなく「しみる」から始まることも多いです。エナメル質が溶けて薄くなることで冷たいものがしみやすくなるため、大人だけでなく、子どもの虫歯発見のサインとしても重要です。
④ 酸性の飲食物(酸蝕症)
炭酸飲料・スポーツドリンク・柑橘系ジュースなどはエナメル質を溶かしやすく、家族でよく飲むご家庭では注意が必要です。
⑤ 歯ぎしり・食いしばり
寝ている間や日中のクセで歯に負担がかかり、エナメル質がすり減ることがあります。子どもでもストレスや成長過程で食いしばることが十分あります。
■ 家庭でできる “しみる” 対策
① 知覚過敏用の歯磨き粉を活用
大人だけでなく、家族みんなで使いやすいタイプもあります。継続することで刺激が伝わりにくくなり、症状の改善が期待できます。
② 歯磨き方法の見直し
- 力を入れすぎない
- 柔らかめの歯ブラシを使う
- 小刻みに優しく磨く
- 力が入りやすい場合はペングリップで持つ
子どもには「優しくなでるように磨こうね」と伝えると理解しやすいです。
③ 酸性飲料に注意
- 炭酸やジュースはダラダラ飲まない
- 飲んだ後は水を一口
- 就寝前のジュースはNG
日常のちょっとした工夫でエナメル質を守れます。
④ 歯ぎしりへの対策
夜の食いしばりが疑われる場合は、ナイトガード(マウスピース)が役立ちます。子どもは成長に合わせて変わるため、まずは歯科医院でご相談を。
■ 家ではできないケアは歯科医院で
家庭でのセルフケアと合わせて、歯科医院での定期的なメンテナンスがとても重要です。
理由は…
✔ 初期虫歯やエナメル質の薄さは、自分では気づきにくい
✔ 歯石・プラークは家庭のケアだけでは完全に除去できない
✔ 子どもの歯は変化が早く、早期に見つけることで治療が最小限にできる
歯科医院では
- フッ素塗布
- 歯のクリーニング
- 歯磨き指導
- エナメル質の状態チェック
など、家庭ではできないケアが可能です。
「しみる」症状がある場合はもちろん、子どもの歯の健康維持のためにも定期的な受診がおすすめです。
■ まとめ 〜親子で“しみない歯”を守るために〜
歯がしみる原因は、知覚過敏や虫歯、食生活、磨き方、ストレスなどさまざま。
大人だけでなく、子どもにも起こり得るため、家族全員のケアが大切です。
- 正しい歯磨き
- 酸性飲料の摂り方
- 定期的な検診
- 早めの相談
これらを習慣にすることで、親子そろって「しみない健康な歯」を守ることができます。もし「最近しみる…」という症状が続く場合は、早めに歯科医院へ。当院では、お子さまから大人の方まで、それぞれの原因に合わせたケアや治療をご提案しています。どうぞお気軽にご相談ください(#^^#)