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乳歯は“ただの仮の歯”じゃない!生え変わりに隠れた大切な意味

こんにちは!
西尾セントラル歯科です(^o^)


赤ちゃんの笑顔からのぞく、ちいさな白い歯。
1本ずつ生えてくるその姿は、お子さんの成長を感じる大切な瞬間ですよね。とはいえ、この“乳歯”は役割を終えると“永久歯”へと引き継がれていきます。
そもそも、なぜ歯は生え変わる必要があるのでしょうか?



■乳歯は「成長を支えるスタートアップ期の歯」
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ噛む力を必要としないため柔らかい歯茎だけで過ごします。
しかし離乳期が始まる頃、小さなあごに合わせて乳歯が生え、食事や発音のトレーニングを支えてくれるようになります。
乳歯は全部で20本。
永久歯に比べて薄くデリケートですが、噛む力を育み、あごや表情筋の成長にも大切な役割を果たしています。
まさに「成長を助けるパートナー」といえる存在です。


■永久歯へリレーされるのは“体のサイズが変わる”から
6歳前後になると、あごが広がり、乳歯の下で永久歯の芽が育ち始めます。
永久歯が準備を整えると、乳歯の根が自然と吸収され、グラグラして抜け落ち、次の歯へとバトンタッチしていきます。
永久歯は乳歯より大きく、エナメル質も厚く、長い人生を支えるための強さを備えています。
乳歯の時期に養った咀嚼や発音の習慣が、永久歯の安定にもつながっていきます。


■乳歯のケアが“将来の歯並び”を左右する
一時的な歯とはいえ、乳歯が果たす役割はとても大きなものです。
虫歯で早く抜けたり、大きく欠けてしまうと、後から生えてくる永久歯のスペースが足りなくなり、歯並びの乱れを引き起こすことがあります。
乳歯は、永久歯が正しい位置に生えるための“ガイド”
そして永久歯は、一生使っていく“大切な相棒”
両方の時期を丁寧に守ることで、未来のお口の健康が育っていきます。


■“乳歯の今”を守ることが、未来の“永久歯の健康”につながる
永久歯は、生えたら新しく生え変わることはありません。
だからこそ、乳歯の頃から正しいケアを積み重ねていくことがとても大切です。

・毎日の仕上げ磨き
・間食や食習慣の見直し
・定期的な歯科検診
これらは、お子さんの歯を一生守るための大きなサポートになります。

とくに 定期検診 は、乳歯の虫歯チェックだけでなく、
・永久歯の育ち方
・あごの成長
・歯並びの兆候
などもプロが確認できる“将来の安心材料”です。

「今は問題なさそう…」という時こそ、チェックの価値があります。
お子さんのお口の成長はとても早いため、数ヶ月の差が大きな変化につながることも少なくありません。
是非この機会に一度、定期検診へお越しください。
お子さんの“乳歯の現在”“永久歯の未来”を、私たちと一緒に守っていきましょう(*^^)v