ブログ
BLOG

後編:「歯周病と全身の健康② ─ 生活習慣と予防のポイント」

こんにちは!
西尾セントラル歯科です(^o^)


「歯ぐきから血が出る」「少し腫れているけれど痛みはない」──そんな症状を軽く考えてはいませんか?
実は歯周病は、単なる「お口の病気」ではなく、体全体の健康に深く関わる病気です。近年の研究では、糖尿病や心疾患、妊娠への影響など、命や生活に直結する全身疾患との関連が次々と明らかになっています。

本シリーズでは、歯周病が全身に及ぼす影響と、予防のためにできることを前後編に分けて解説します。
前編では「なぜ歯周病が全身に広がるのか、具体的にどんな病気と関係しているのか」、後編では「生活習慣との関わりや予防のポイント」について、専門的な視点からわかりやすくお伝えします。

歯ぐきの健康を守ることは、体全体の健康を守る第一歩です。ぜひ最後までお読みいただき、ご自身やご家族の健康管理にお役立てください。


【後編】歯周病を防ぐためにできること



生活習慣と歯周病の関係
歯周病は、日常の習慣によっても大きく左右されます。

  • 喫煙:血流が悪くなり、歯ぐきの免疫力が低下
  • ストレスや睡眠不足:免疫力を落とし、炎症を悪化
  • 不規則な食生活:口内環境を乱し、細菌を増やす要因に

こうした生活習慣が歯周病を進行させるため、日々の健康管理はお口にも直結しているのです。

見逃しがちなサイン
「歯みがきで血が出る」「歯ぐきが腫れている」「口臭が気になる」──これらは歯周病のサインかもしれません。
初期段階では痛みが少なく、気づかないうちに進行するのが歯周病の怖いところ。小さな変化を放置しないことが大切です。

セルフケアでできること

  • 毎日の丁寧なブラッシング
  • デンタルフロスや歯間ブラシで歯と歯の間を清掃
  • 規則正しい生活とバランスのよい食事

歯並びやかみ合わせによって磨き残しやすい場所がある方は、歯科衛生士からブラッシング指導を受けるのも有効です。

歯科医院でのケア
定期的な歯科検診とプロフェッショナルクリーニングは、歯周病予防に欠かせません。
自分では落とせない歯石やプラークを取り除くことで、歯ぐきの健康を長期的に守ることができます。


シリーズを通して
前編・後編を通じて見てきたように、歯周病はお口のトラブルにとどまらず、全身の健康に直結する重要な病気です。
しかし、日々のセルフケアと定期的な歯科検診を続けることで、そのリスクを大幅に減らすことができます。歯茎の小さなサインを見逃さず、早めに対応することが「健康寿命」を守る第一歩です。あなたの今の習慣が、未来の健康につながります。ぜひ今日から意識してみてください。