こんにちは!
西尾セントラル歯科です(^o^)
最近ではマスクを外す機会も増えてきて、自分以外の口元を見ることも多くなったと思います。
改めて人には色々な歯並びがあって、キレイに並んでいる人もいればそうでない人もいます。
ではナゼ歯並びは悪くなってしまうのか。今回は歯並びが悪くなる原因についてお伝えいたします。
遺伝的な要素
顔の作りや体質などがご両親のどちらかと似ているように、歯の大きさや形、顎のサイズ、歯並びも両親からの遺伝として引き継がれます。
例えばご両親のどちらかが受け口の場合、お子さんも受け口になる可能性もあるのです。遺伝の影響を受けやすいと言われているのが、骨格性の出っ歯や受け口などです。
あと小さい顎、大きい歯、狭い歯列なども受け継がれやすい特徴です。
歯が重なっていたり、歯並びがデコボコになったりした状態を「叢生(そうせい)」と言いますが、こちらも遺伝しやすいといわれています。
叢生にはその小さい顎、大きい歯などの遺伝が特に大きく影響します。
子どもの頃の癖や習慣
・指しゃぶり
乳児~幼児によく見られる癖のひとつですが、長期に渡ると歯並びや噛み合わせを悪くしてしまう可能性があります。開咬、上顎前突(出っ歯)、上顎の歯列が狭くなるなどの症状がよく見られます。小学校に入学してもまだやめない場合は、注意が必要です。
・口呼吸
口呼吸が癖になると長時間口が開けっぱなしになり、下あごと舌がだんだん下がってきてしまいます。そうすると顎の幅が狭くなったり、前歯が出やすくなり、不正咬合の原因になったりするのです。
・舌で歯を押す
日常的に口をあけて舌で歯の裏側を押したり、上下の歯で挟んだりする癖のことを指します。この癖を続けていると、上顎前突(出っ歯)、下顎前突(受け口)、開咬などになりやすくなります。唾を飲み込む際に、舌を押し出すような癖のあるお子さんは要注意。その後の発音や喋り方にも影響が出てしまうかもしれません。
・頬杖ほおづえ
小さいうちから頬杖が癖になってしまうと片顎に力がかかり、あごの正常な成長を妨げて歯並びを悪くする恐れがあります。また、噛み合わせのズレも引き起こします。
この他にも、「うつぶせで寝る」「頬の内側を噛む」という行為も注意が必要。
後々の歯並びの為にも子どもの頃の不正歯列の原因となる癖は、早めに直してあげられるよう気を配ってあげることが大切になってきます。
歯を抜けたまま放置
乳歯が虫歯になり、通常抜け落ちる年齢よりも早く抜歯すると、抜いたスペースに周りの歯が寄ってきて、永久歯が綺麗に生えてこないことがあります。
これは子供だけではなく、大人も同様に歯並びに影響します。
虫歯や歯周病などで歯が抜けたまま、放置しておくことも歯並びに影響を及ぼします。
特に歯周病は歯を支えている歯槽骨が溶けてしまうため、歯が動きやすくなります。
また、虫歯や歯周病が原因で抜歯した場合、抜いた部位に歯を補わず放置すると、周りの歯が動いてしまうことがあります。
歯が抜けると咬みあう歯がなくなるため、これまで咬み合わさっていた歯が伸びてきたり、抜けている部分の周囲の歯が傾いたり、歯の移動によって咬み合わせが狂ってしまうことも考えられます。
若い時は歯並びがキレイでも年齢を重ねて、歯周病が原因で歯並びが悪くなるなんてことも多いそうです。
現在、治療途中の方で歯を抜けたまま放置している方は、出来るだけ早いタイミングで歯医者さんに相談してください。
このように歯並びが悪くなってしまう原因というのは様々あり、その原因が重なり合って複雑化することもあります。