西尾セントラル歯科です(^o^)
皆さんは歯並びが遺伝するということをご存じでしょうか？
顔や背の高さ・声が遺伝するように、歯並びも同じように遺伝します。
だいたい先天的な要因が8割・後天的な要因が2割程度と言われており、子供の容姿に「お母さん似」「お父さん似」があるように、歯並びもどちらかに似る可能性があります。
歯並びというと歯ばかりを気にしてしまいますが、それだけではなく顎の大きさや、舌・頬・唇などの働き方によって影響を受けます。
一卵性双生児の双子は顔がそっくりですよね。
顔だけではなく歯並びもよく似ているんです。これは歯や顎の大きさや形が遺伝する場合が多いからです。
しかし、遺伝以外にも歯並びに影響を与えるものは多くあります。
例えば、指しゃぶりなどのように舌・唇・頬の筋肉のバランスを崩すような癖を長く続けていると悪い歯並びになります。
乳歯を虫歯で早く抜いてしまったり、逆に歯がいつまでも抜けなかったりすると永久歯の歯並びが悪くなります。
このように歯並びも遺伝する場合と遺伝しない場合があります。
歯並びが悪くなる原因は本当に様々です。
生まれつき等で自分では予防出来ないものもありますが、ご自身で出来る対策方法もあるので試してみてください。
①乳歯の頃から虫歯にならないよう気をつける
②乳歯の虫歯を抜いたまま放置しない
③永久歯との交換がうまくいかない乳歯は抜く口に関係した色々な癖、たとえば指しゃぶり、舌を咬んだり、舌を突き出したりする癖など（悪習癖）を止める
④鼻呼吸し、唇は軽く閉じている
⑤顔や歯を強く打ったりしない
⑥固い食べ物もよく噛んで顎の筋肉の力をつけ、顎の正常な発育促す
⑦歯並びの異常に気づいたら早いうちに矯正専門医にみてもらう
歯並びの悪さは遺伝による原因だけでなく、実は生活習慣や虫歯も深く関係しています。また、成長過程にある子供の歯は、大人の歯に比べて動かしやすく歯並び改善もしやすいと言えます。
子供の歯並びが気になる場合は、生活習慣を見直す・子供のうちに矯正治療をすると良いでしょう。まずは子供の悪い癖を見直し、虫歯にさせないことで歯並び悪化を予防してみてはいかがでしょうか。