こんにちは!
西尾セントラル歯科です(^o^)
みなさんは親知らず生えていますか??
人によって、親知らずは右も左も埋まっている状態だったり、下には親知らずの原型すらなく親知らずが生えていないという方もいます。
近年の日本人は顎が小さい方が多く、親知らずが生えるスペースがない方も多いそうです。
今日は知っているようであまり知られていない、親知らず についてお伝えしていきますね(*^^)v
親知らずとは大臼歯(大人の奥歯)の中で最も後ろに位置する歯のことをいいます。
正式な名称としては第3大臼歯といい智歯(ちし)とも呼ばれます。一般的には18~22歳の頃に生えてきます。まれに30~40代の頃に生えてくることもあります。
親知らずの由来
親知らずと言えばほとんどの方が通じる言葉ですが、なぜ親知らずと呼ばれるようになったかご存知ですか??
諸説ありますが、昔の人は平均寿命が短く20~25歳ごろに生えてくる頃には親と死別していることが多く、親が見ることが無い歯だったのでこのような名前が付けられたとされています。
また他には、歯が生え変わる時は親も気にしており、子供も歯が抜けると教えてくれるため成長を追っていくことができますが、親が子供の歯の手入れをしなくなる年齢になって生えることから「親知らず」と呼ばれるようになった説や、親知らずは一番奥に生えてくるので、笑っただけでは見えないことから生えてきても忘れられてしまいがちです。そんなことから親はその歯の存在を知らない。
などなど、親知らずの名前の由来はたくさんあります。
抜く必要
親知らずが生えてくると「抜かなけらばいけない」というイメージがあります。患者様からも親知らずがあると、抜かないといけないですよね?と必ず聞かれます。
なぜ抜く必要があるのでしょうか。
親知らずを抜かなくてもいい場合
①親知らずがまっすぐ生えている場合
②親知らずが上下で噛み合わさっている場合
この場合は抜かなくても大丈夫です。まっすぐ生えるスペースがあり、しっかりと上と下で噛み合っていれば歯として機能しているので抜かなくても大丈夫です。
ですが、親知らずは1番奥の歯で、歯ブラシが上手く当たらなかったり、汚れが残りやすく細菌の増殖が起こりやすいため他の歯より意識して丁寧に磨く必要があります。
抜く必要としては、
①親知らずが斜めや横に生えてしまっている
②親知らずが虫歯や歯周病になってしまっている
③親知らずの辺りが繰り返し痛む
④親知らずが1本しかない場合
この場合は抜いてしまったほうがいいです。
横や斜めに生えてしまっている場合1つ手前の歯に影響を与えたり、矯正治療を行った方で親知らずが横に生えている場合は綺麗にした歯並びを悪くしてしまう場合があります。
また親知らずは歯肉に部分的に被ったままになることが多く、これにより不潔になりやすく歯肉の炎症を起こしやすい状態となってしまいます。
これにより炎症を繰り返し、痛みが出てしまうことが多くなります。
親知らずが上下どちらかのみ生えている場合、噛み合わない歯はどんどん伸びてしまい向かいの歯茎や頬を噛んでしまう恐れがあります。健康な歯にも影響が及んでしまうこともあります。
近年では人類の進化もあり家庭で柔らかいものを食べることも増え、顎の発達が衰えて親知らずが生えるスペースがなくなってきたとも言われています。
親知らずは綺麗に生えてこないと様々な悪影響を及ぼす原因になりますので、定期的に歯科医院へ通い診てもらうのがいいです。
レントンゲン写真を撮れば親知らずが埋まっているかも分かりますので、気になった方はぜひ歯科医院へ行ってみましょう!