こんにちは!
西尾セントラル歯科です(^o^)
毎日なんとなく歯を磨いている方も多いかと思いますが、特に大切なのが「夜、寝る前の歯磨き」です。
疲れているとつい適当に済ませたり、時には磨かずに寝てしまったり…ということもあるかもしれませんね。
でも実は、夜こそ口の中がいちばん汚れやすい時間帯。その理由をご存じですか?
今回のブログは夜の歯磨きがいかに大事かについて、お伝えいたします(*^^*)
なぜ寝ている間に細菌が増えるの?
ポイントは「唾液の働き」です。
日中は唾液がしっかり分泌されていて、食べかすや細菌を洗い流す役割を果たしています。
ところが、眠っている間は唾液の分泌がぐっと減少します。
唾液には、
- 食べ物の消化を助ける
- 口の中を洗い流す
- 酸を中和して虫歯菌の活動を抑える
- 細菌の繁殖を防ぐ
といった重要な役割があり、私たちの口腔環境を守る“天然のバリア”のような存在です。このバリア機能が低下すると、虫歯や歯周病の原因菌が活発に動き出し、口の中が一気に細菌だらけになるのです。
夜に歯を磨かないとどうなる?
口の中には普段から500〜700種類、数百億個以上の細菌が存在しています。
でも歯磨きをしないまま寝ると、その数が6000億〜1兆個にも増殖すると言われています。
このように、磨き残した食べかすや糖分は、細菌たちにとっては格好のエサ。寝ている間に酸を出し、歯の表面をじわじわ溶かしていきます。
さらに歯垢(プラーク)が蓄積されると、歯茎の炎症=歯周病の原因にもなります。また、朝起きたときに感じる「口のネバつき」や「嫌なニオイ」も、実はこうした細菌の仕業です。
夜の歯磨きがもたらすメリット
夜の歯磨きを丁寧に行うことには、さまざまなメリットがあります。
- 細菌の繁殖を抑え、虫歯・歯周病のリスクを減らす
- 口臭予防につながる
- 寝ている間の口内環境を清潔に保てる
- 朝の爽快感が違う!
特に1日2〜3回歯磨きしている人でも、夜だけは時間をかけてしっかり磨くのが理想です。
夜の歯磨き、こんな風にしてみましょう!
- 寝る直前に歯を磨く(夕食後すぐではなく、就寝前にもう一度が◎)
- フロスや歯間ブラシも併用して、汚れをしっかり落とす
- 可能ならフッ素入りの歯みがき剤でケアを
ほんの数分の習慣が、将来の健康を守ってくれます。
★まとめ★
「昼は時間がなくて歯磨きできない」という方も、夜だけは絶対に欠かさず、ていねいに磨くことを意識してみてください。
口の中が清潔に保たれることで、虫歯・歯周病・口臭のリスクが大きく下がります。毎日の夜の歯磨きが、お口の健康を守る第一歩。
今日から、ほんの少しだけ夜の歯磨きに時間をとって、自分の歯をじっくりケアしてみてください(#^^#)