こんにちは!
西尾セントラル歯科です(^o^)
テレビを見ているとき、スマートフォンを操作しているとき。ふと気づくと口がぽかんと開いていた——そんな経験はありませんか。
あるいは朝起きたときに喉がヒリヒリする、口の中がカラカラに乾いている。
こうした症状の背景には無意識に身についた口呼吸の習慣が隠れていることがあります。
今回から3回にわたって、口呼吸についてお伝えしていきます。第1回のテーマは「気づくこと」と「原因を知ること」です。

■まずはセルフチェックから
次の項目にいくつ当てはまるでしょうか。
□ 気を抜くと口が開いている
□ 唇や口の中が乾きやすい
□ 鼻がつまりやすい、鼻炎がある
□ 朝起きたときに口のにおいが気になる
□ 起床時に喉がヒリヒリする
□ いびきを指摘されたことがある
□ 風邪をひきやすい
□ 口内炎をくり返す
複数当てはまる方は日常的に口で呼吸している可能性があります。
特に成長期のお子さまの場合、口呼吸が続くと歯並びや顔立ちの発達に影響することがあります。
ご自身だけでなく、お子さまの様子もあわせて確認してみてください。
■本来、呼吸は鼻でするもの
人間を含め多くの動物は鼻で呼吸するようにできています。
生まれたばかりの赤ちゃんも、母乳を飲みながら同時に呼吸ができるよう鼻呼吸が基本です。
ところが成長の過程で言葉を話し、食べ物を噛むようになると口を使う機会が増え、いつのまにか口での呼吸を覚えてしまう子も少なくありません。
授乳期にしっかり鼻で呼吸する経験を重ねることは、その後の発達にとっても意味のあるステップだと考えられています。
近年は離乳食の開始が早まったり、おしゃぶりを使う期間が短くなったりと生活様式が変化しています。
こうした変化が幼いころからの口呼吸の習慣化につながっているという指摘もあります。
■やわらかい食事と口を閉じる力
もうひとつ関わっているのが食事の変化です。
やわらかい食べ物が中心になると、あごや口まわりの筋肉を使う機会が減り噛む力が少しずつ落ちていきます。
そして噛む力の低下は、口を閉じておくための筋肉(口輪筋)の衰えにもつながります。
口を閉じ続ける力が足りなくなれば、自然と口は半開きになります。
その状態が続くうちに口での呼吸が当たり前になってしまうのです。
また、片方の鼻だけ通りが悪いといった軽い鼻づまりでも、「口のほうが楽」と感じて無意識に切り替わってしまうことがあります。
■きっかけは人それぞれ
口呼吸に至る道筋は一人ひとり違います。
子どものころからの癖がそのまま続いている方もいれば、大人になってから鼻炎や歯並びの変化、体重の増加などをきっかけに切り替わった方もいます。
そして歯科の立場からお伝えしたいのは、口の中が乾くことのリスクです。
唾液には細菌を洗い流す作用や、歯の表面を修復する再石灰化を促す働きがあります。
口呼吸で乾燥した状態が続くと、この唾液の力が十分に発揮されません。
結果として虫歯や歯周病が進みやすい環境ができてしまいます。
「昔からの癖だから」と流さずに、まずはご自身がどのタイプに当てはまるのかを知ること。
それが改善への第一歩になります。
次回は、口呼吸を放置することで体に起こる具体的な影響についてお伝えします。 気になる項目があった方は、次回もぜひご覧ください(^-^)