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【第2回】口呼吸を放っておくと、何が起こるのか ― 口の中から全身まで

こんにちは!
西尾セントラル歯科です(^o^)


前回は、口呼吸のセルフチェックと、習慣になってしまう背景についてお伝えしました。
「いくつか当てはまったけれど、それで何が問題なの?」——そう感じた方もいらっしゃるかもしれません。
第2回となる今回は、口呼吸を続けることで体に起こる変化について、具体的にお話しします。


■唾液が働けなくなる
口呼吸でまず起こるのは、お口の乾燥です。
唾液には食べかすや細菌を洗い流す自浄作用、細菌の増殖を抑える抗菌作用、そして溶けかけた歯の表面を修復する再石灰化を促す働きがあります。
いわば、お口を守る天然の防御システムです。
ところが口で呼吸していると絶えず空気が通ることで唾液が蒸発し、歯の表面に行き渡らなくなります。
守りの仕組みが働かない状態が、1日中続いてしまうのです。


■虫歯・歯周病が進みやすくなる
乾燥した環境は、細菌にとって居心地のよい場所です。
唾液に洗い流されないまま歯垢が残れば、虫歯のリスクは高まります。
歯ぐきも乾燥すると炎症を起こしやすくなり、歯周病が進行しやすい状態になります。
特に影響を受けやすいのが前歯です。口が開いている時間が長いほど、前歯の表面や歯ぐきが直接外気にさらされます。
「前歯の歯ぐきだけ赤い」「前歯ばかり着色する」という方は、乾燥が関係していることもあります。


■朝の口臭が強くなる
睡眠中はもともと唾液の分泌が減ります。そこへ口呼吸が加わると、乾燥はさらに進みます。
細菌が活発になり、においの原因となるガスが発生しやすくなるため、起床時の口臭が強くなります。
起きたときに喉がヒリヒリする、口の中がネバネバするという症状も、同じ乾燥が原因です。


■風邪をひきやすくなる
鼻には空気を加湿し、温め、ほこりやウイルスを絡め取るフィルターの役割があります。
口で呼吸すると、このフィルターを通さずに外気がそのまま喉へ届きます。乾いた冷たい空気が直接当たることで喉の粘膜が乾き、防御力が落ちてしまうのです。
「風邪をひきやすい」「喉をよく痛める」という方は、呼吸の経路が関係している可能性があります。


■歯並びや顔立ちにも影響します
これは特にお子さまで問題になる点です。
口を閉じているとき唇は外側から、舌は内側から、それぞれ歯に力をかけています。この内外の力がつり合うことで、歯は適切な位置に並びます。
口が開いたままだと、唇からの力が弱まり、舌の位置も下がります。
バランスが崩れた状態で成長すると、出っ歯になりやすい、前歯が噛み合わない、あごの発達が十分でない、といった影響が出ることがあります。
また、口元の筋肉が使われないことで、しまりのない表情になりやすいともいわれます。
成長期は変化が大きい時期だからこそ、早めに気づいてあげることが大切です。


■いびきや睡眠の質にも関わります
口を開けて眠ると、舌が喉の奥へ落ち込みやすくなります。これが気道を狭め、いびきの原因になることがあります。
睡眠中の呼吸が浅くなれば、眠りの質にも影響します。「しっかり寝たはずなのに疲れが取れない」という場合、呼吸の仕方が関わっていることもあるのです。



■放置せず、気づいた今から
ここまで挙げた影響は、どれもゆっくり進むものばかりです。だからこそ気づきにくく、「体質かな」で済まされてしまいがちです。
けれど口呼吸は、習慣である以上、変えていくことができます。


次回は最終回として、鼻呼吸へ切り替えていくための具体的な方法をご紹介します。
お子さまから大人まで、今日から取り組めることをお伝えしますので、ぜひご覧ください(*^-^*)