こんにちは!
西尾セントラル歯科です(^o^)
「以前被せた差し歯の周りの歯茎が、なんだか黒っぽくなってきた気がする」——診療の中で、このようなご相談をいただくことがあります。
痛みや違和感がないと見過ごされがちですが、歯茎の変色にはいくつかの原因があり、中にはしっかりとした対応が必要なケースも含まれています。
今回は、差し歯まわりの歯茎が黒くなる理由についてお伝えします!
■原因①:金属イオンの溶出(メタルタトゥー)
保険診療の差し歯の多くは土台や内側に金属(銀合金など)が使われています。
この金属は長年お口の中にあるうちに少しずつイオンとして溶け出し、歯茎の組織に沈着することがあります。
これがいわゆる「メタルタトゥー」と呼ばれる状態で、歯茎が灰色〜黒っぽく変色して見える主な原因のひとつです。

■原因②:歯茎の後退による土台の露出
加齢や歯周病、ブラッシング圧などにより歯茎が少しずつ下がってくると、これまで隠れていた被せ物の金属部分や土台となっている歯の根の部分が見えてくることがあります。
歯茎自体の色が変わったわけではなく、内部の構造が透けて見えることで黒ずんで見えるケースも少なくありません。
■原因③:被せ物の適合不良による炎症
差し歯と歯茎の境目にわずかな段差や隙間があると、そこにプラークや汚れが溜まりやすくなり慢性的な炎症が起こることがあります。
炎症が続くと歯茎の血流が悪くなり、赤みを通り越して暗い色調に変化して見えることもあります。
また、年数が経った被せ物では接着剤の劣化や歯との隙間の拡大が進んでいることもあり、こうした要因が重なって変色が目立ちやすくなるケースもあります。
■そのままにしておくと…
見た目の変化だけでなく、歯茎の黒ずみの背景に歯周病や被せ物の不適合が隠れている場合、放置することで虫歯の再発や歯を支える骨の吸収が進んでしまう可能性があります。
特に前歯など目立つ部分は、気づいたタイミングで一度状態を確認しておくと安心です。
■まとめ
歯茎の黒ずみは、メタルタトゥーのように経過観察で良いものから、適合不良や歯周病のように治療が必要なものまでさまざまです。
ご自身で原因を判断するのは難しいため、「なんとなく気になる」という段階で構いませんので、ぜひ一度お口の中を拝見させてください。
状態をしっかり確認したうえで、必要な処置や今後のケア方法について丁寧にご説明いたします。お気軽にご相談くださいね(^-^)