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スポーツドリンクが与える歯への影響について

こんにちは!
西尾セントラル歯科です(^o^)

これからドンドン暑くなっていきますね(^▽^;)
そういう季節はしっかりと水分補給をしないと熱中症になってしまいますよね!
ちなみに皆様はどういった飲み物で水分補給をしますか?
お茶、水、ジュース、スポーツドリンク、、、などと様々だと思いますが、
この時期は時にスポーツドリンクを飲む方が多いと思います。



確かにスポーツドリンクはテレビなどでも病気や脱水症状時、激しいスポーツの後の水分補給に良いと言われていて、それが体にいい物と思い込んでしまい病気や脱水時以外でも飲むケースが増えました。

では、歯にとってもスポーツドリンクは良いの!?というと、そういうわけではありません。

学校で習った「pH(ペーハー)」という言葉を覚えているでしょうか。
リトマス試験紙を使って、酸性、アルカリ性を判定するための指標で、pH7が中性とされています。

歯の表面に存在している硬いエナメル質は酸に大変弱い特徴があります。
歯はpH5.4~5.5以下になると溶けはじめます。口腔内がpH5.4を切った状態を酸性環境と言われていて、歯のエナメル質が溶けだすと知覚過敏や虫歯の原因になってきたりします。
また、歯が溶けた部分に着色したり、再石灰化を繰り返すことによりまだらの模様ができてきたりします。

スポーツドリンクのpHは2~4と意外と酸性度が高めの飲料水です。
では、スポーツドリンクを常飲し続けるとどのようになってしまうのでしょうか?

答えは、、、歯のエナメル質が溶けてしまい虫歯や知覚過敏につながってしまいます((+_+))

特に、乳歯や生えたばかりの永久歯は柔らかいので、思いもよらないひどい虫歯になってしまうことも少なくありません。
歯が溶けるというと大げさなように思われるかもしれませんが、実際本当に溶けるように虫歯になってしまうのです。
特に小さなお子様はスポーツドリンクやジュースの甘い味を覚えてしまい、お茶や水を好まずあまり飲まないというケースもあります。

また、永久歯が生えそろった中学生や高校生でも安心はできません。
炎天下でのスポーツの後に飲むのは構いませんが、普段の生活の時にもスポーツドリンクを飲み続けていると、固い永久歯でも虫歯になります。特に上の前歯が溶けてきます。

ちなみに、水のpHは7.0、牛乳はpH6.8、緑茶はpH6.2、コーラはpH2.2、乳酸飲料やサイダー、リンゴジュースはH3.4~3.6となっています!

ですから炭酸飲料やスポーツドリンクを飲みすぎると、歯が溶けるというのはウソではありません。

スポーツドリンクを絶対飲んではいけないというわけではなく、通常時の生活などの水分補給は水かお茶にしましょう☆

水分補給が大事なこの時期だからこそ、飲み物が歯に与える影響を知っておくのもとても大事です☆